ディズニー・インタラクティブ・スタジオ、自社ゲーム発売

 ウォルト・ディズニー社のインタラクティブエンターテイメント部門であるディズニー・インタラクティブ・スタジオ(旧 ブエナビスタゲーム)は、ディズニー・インタラクティブ・スタジオ・ジャパン(旧 ブエナビスタゲーム ジャパン)が取り扱う家庭用ゲームソフトに関して、これまでのゲーム化権ライセンス事業だけではなく、新たに企画・開発・マーケティング・販売活動も含めての業務を開始する。

 2007年度より事業部門名をブエナビスタゲームジャパンからディズニー・インタラクティブ・スタジオと改め、ライセンス事業だけでなく、ゲームパブリッシャーとしての事業に移行する。これまでライセンス事業を中核に業務を展開しており、「キングダム ハーツ」シリーズや「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなど、インタラクティブエンターテイメント会社とのライセンス契約を締結することで、幅広い年齢層に向けた製品ラインアップ展開を進めていたが、ゲーム事業の拡大、ならびに、より高度な商品・サービスの提供を実現するため、家庭用ゲームソフト発売業務を開始することを決定した。

 すでに発表済の、ディズニーの豊富で魅力的なキャラクターやコンテンツの特性を最大限に生かした開発業務と併せ、商品の提供を行っていくとのこと。

 ディズニー・インタラクティブ・スタジオの第1弾として、日本での開発による「化石超進化 スペクトロブス」を2007年3月15日に発売。世界でも同時期に発売する予定だ。

 「化石超進化スペクトロブス」は、ニンテンドーDS用のアクション・ロールプレイング・ゲーム(RPG)で、プレイヤーは化石として眠る「スペクトロブス」と呼ばれる生物を地中から発掘し目覚めさせ進化させて育てていくゲーム。そして、強く成長した「スペクトロブス」とともに宇宙の平和を脅かす凶悪な敵に立ち向かい、壮大な冒険を繰り広げるというもの。また、このゲームでは、ワイヤレス通信により、友達との対戦バトルや「スペクトロブス」の交換、また最大16人までのバトル・トーナメントに参加できるマッチメイク対戦といったシステムも搭載。さらに、商品に同梱されているインプットカードに従ってコマンドを入力することによって、ストーリーモード中では手に入らない特別なスペクトロブスやアイテムを入手することができる「カードインプットシステム」の機能も搭載している。