米ウォルト・ディズニー社、TVアニメ携帯配信

 米ウォルト・ディズニーは4日、日本で携帯電話向けにテレビのアニメ番組のインターネット配信サービスを始める。NTTドコモの第3世代携帯電話向け。国内での動画配信は3分程度のものが中心で、テレビ番組をそのまま配信するのは珍しい。人気の高いソフトを多数保有するディズニーが取り組むことで放送と通信の垣根を越えた試みが加速しそうだ。

 ディズニーの日本法人、ウォルト・ディズニー・ジャパンのテレビ部門とインターネット部門が共同で携帯サイトを開設する。携帯サイトの集客力を高めるため、ディズニーとして世界で初めてテレビ放送しているアニメ番組をそのまま携帯向けに配信する。「キム・ポッシブル」、「リロアンドスティッチ ザ・シリーズ」、「ディズニークラシック短編集」など人気の3作品28話で、1話の長さは最大20分。

 番組配信は当面ドコモ向けで始めるが、携帯サイトそのものはau、ボーダフォンの利用者も見ることができる。携帯サイトは人気キャラクターの待ち受け画像なども提供する。視聴者の反応をふまえたうえで、配信をauやボーダフォンに広げることを検討する。月額利用料は315円(データ通信料金は別)。