松坂&ディズニー“合体ツアー”大人気

 米大リーグ、レッドソックスの松坂大輔投手の“オープン戦応援ツアー”が人気を集めていることが2007年2月21日(日本時間22日)、分かった。オーランドの旅行代理店が、ディズニー・ワールドを訪れる日本人観光客のオプションとして企画したもので、キャンプインから問い合わせが増えているという。ヤンキースの井川慶投手は、休日のないメジャーのキャンプに戸惑いも。ビザ取得のため渡米が遅れていたブルージェイズの大家友和投手がキャンプ5日目で練習に合流した。

 22日(日本時間同日深夜)には、デビルレイズ・岩村明憲内野手がフロリダ州セントピーターズバーグでキャンプインした。

 世界が注目する1億ドル右腕と、世界最多のテーマパーク-。これを同時に楽しめる“究極の娯楽ツアー”が、人気を集めている。

 オーランドにあるツアー・オペレーターの「アクト・アメリカ」は、ディズニー・ワールドの観光がメーンのツアーのオプションとして、レッドソックスのオープン戦観戦ツアーを日本で発売している。

 ツアーの料金は滞在期間によって異なるが、レ軍オープン戦観戦のオプションは325ドル(約3万9000円)で付けられる。入手困難となっているレ軍のオープン戦チケットと、送迎付きだ。

 同社はこれまでもヤンキースのオープン戦観戦ツアーをオプションで販売していたが、昨年12月に松坂のレ軍入団が決まったことで、急きょ1月からレ軍のオープン戦観戦ツアーをオプションとして売り出した。同社の吉川潤代表取締役は「パンフレット展開がかなり遅れたのですが、日本での連日の報道の影響で問い合わせが増えている」と話す。

 ディズニー・ワールドのあるオーランドとレ軍キャンプ地の距離は約200キロ。車で片道2時間半かかるが、ファンにはこの距離も問題ないようだ。松坂のオープン戦初登板は3月2日のボストン・カレッジとの練習試合。ツアーと登板日がかみ合えば、生で松坂が投げているのが見られる。

 この日の松坂はブルペンには入らず、軽めの調整。「程よく疲れている感じです」という。練習後は約40分間のサイン会を行い「Dmat#18」という新バージョンのサインを披露した。

 22日の投球練習は、すでに首脳陣から球数無制限を許可されている。「気持ちのノリ次第で行こう(増やす)と思う」。初実戦に向けてギアを上げるつもりだ。