プーさんの原作者一族の敗訴確定

 「くまのプーさん」の原作者、英作家ミルンの孫らが、プーさんの商品化権の返還を求めていた裁判で、米連邦最高裁は2006年6月26日、原告の上告を棄却、ミルン家の敗訴が確定したと、米メディアが伝えた。

 プーさんの関連商品を製造、販売する権利の返還を求められていたのは、ミルン本人から権利を獲得した米企業スティーブン・スレシンジャー。

 米ウォルト・ディズニー社は、スレシンジャーに権利使用料を支払ってプーさんのキャラクター商品を販売している。ディズニーは訴訟でミルン家を支援、商品化権を原作者一族に取り戻した上で、独自にプーさんビジネスを展開したい意向だったが、失敗に終わった。

 これに対し、スレシンジャー側も、権利使用料支払いが実際の収益に比べて少ないとして、ディズニーに損害賠償を求めるなど、訴訟合戦となっていたが、これで一旦決着となる。

 プーさんファンとしては、早く決着して欲しいというのが正直なところです。。