ピクサーとの契約更新間近?

 2006年公開のディズニー/ピクサー映画「Cars」でディズニー社との配給契約が切れるピクサー・アニメーション・スタジオの動向に注目が集まる中、実はピクサーは、ディズニーと再契約が成立するのが時間の問題だという声が業界内に広まりつつあるそうです。

 根拠は、米アップルコンピュータ社がディズニーとTV番組配信の契約を結んだこと。これにより、ディズニー傘下のテレビ局ABCの人気番組「デスパレートな妻たち」や「LOST」が、アップルの音楽・映像配信サービス「iTunes Music Store」を通じて1.99ドルでダウンロード可能になる。アップルのCEOのスティーブ・ジョブスはピクサーのCEOでもあるため、今回の発表はディズニーの新CEOロバート・アイガーとの関係が良好であることを物語っており、両社の提携関係がさらに強化されるのではとの期待が高まるということ。

 スティーブ・ジョブスと共に記者会見に出席したロバート・アイガーは、「今回はアップルとの契約であり、ピクサーとの件はまた別の機会に」と述べるにとどまっている。